意訳はこちらから
(外部サイトが開きます。)
芸者の米八に藤さんが思いを寄せるところから始まる『春色梅児誉美』巻の三。米八と藤さんの恋模様が気になるなか、場面は、お長と丹次郎の偶然の再会へと移ります。お長は、此糸の助けによって鬼兵衛の嫌がらせから逃れます。しかし、その道中も苦労が続き、途中でお由さんに助けられます。その後、お長はお由さんから義理の妹のように可愛がられ、穏やかな日々を過ごしている様子が描かれます。ところが、米八をめぐる恋模様が加わることで、物語は再び動き始めます。恋に一途な者、相手の心を探ろうとする者、そして周囲でその恋模様を面白がる者。それぞれの思惑が交錯するなか、丹次郎をめぐる人間関係も複雑になっていきます。甘く切ない恋と、思わず笑ってしまう人間模様が入り交じり、登場人物たちの本音と建前が見え隠れする、波乱含みの一巻です。
なし