春色梅児誉美 巻の2(滑稽本手控え)

あらすじ

『春色梅児誉美』巻の二では、物語の中心人物の一人となる、吉原遊郭の一角にある「唐琴屋(からことや)」の娘、お長が登場します。両親を亡くしたお長は、親代わりであるはずの世話係・鬼兵衛(きへえ)にいじめられ、つらい日々を送っていました。一方、唐琴屋の花魁・此糸(このいと)は、苦しい状況にある丹次郎を何とか助けようと、芸者の米八(よねはち)と相談します。さらに此糸は、不幸な境遇に置かれたお長を、この店から逃がしてやろうとします。しかし、その途中でお長は思いがけない危険に襲われてしまいます。窮地のお長を助けたのはお由で、この出会いによって、お長の運命は大きく動き始めます。華やかな吉原を舞台に、恋する女たちの切なさと意地、そして人と人との情けが交錯していく巻です。


なし