春色梅児誉美 巻の11(滑稽本手控え)

あらすじ

『春色梅児誉美』巻の十一では、何やら思い悩み、落ち込んでいるお由を、お蝶が心配しています。そんな二人のもとを、ある女性が訪ねてきます。その女性は、なんとお由の母親だと名乗ります。しかも、米八の母親でもあったのです。彼女が訪ねてきたのは、お由に藤兵衛をあきらめさせようとするためでした。思い悩むお由たちの前に、今度は藤兵衛の母親まで現れます。恋する本人たちだけでなく、親たちまで関わることで、事態は思いがけない方向へ動き始めます。恋の行方を左右する出来事が次々と起こり、それぞれが抱えていた本心も少しずつ明らかになっていきます。江戸の町を舞台に、恋と人情が複雑に絡み合う物語は、笑いと切なさを交えながら、いよいよ終盤へ向けて大きく動き出します。


なし