春告鳥 巻の8(滑稽本手控え)

あらすじ

『春告鳥』巻の八では、お花を養女に迎えた置屋(おきや)の女将・お熊(おくま)と、裕福な家の出身で、若くして隠居暮らしをしている梅吉(うめきち)の恋模様が描かれます。さらに、お熊のもとで手伝いをする少女・お清(おきよ)も登場し、物語に彩りを添えています。そんな中、お熊と梅吉は、それぞれに事情を抱えながら、恋心と義理、人情との間で揺れ動くことになります。嫉妬や誤解、胸の内に秘めた思いが交錯するにつれて、二人の関係には次第に緊張感が高まっていきます。果たしてお熊と梅吉は、それぞれの思いを貫くことができるのでしょうか。江戸の町の風俗を背景に、恋の喜びと苦しさ、男女の機微を描いた、春水ならではの情趣が味わえる一巻です。


なし