春告鳥 巻の3(滑稽本手控え)

あらすじ

江戸の町で繰り広げられる男女の恋と人情を描いた『春告鳥』。巻の三では、鳥雅とお民が夢のような一夜を過ごした後、どこか気まずさを残した二人のやり取りから物語が始まります。ところが、二人の仲を邪魔するように思わぬ人物が次々と現れ、思いがけない騒動へと発展していきます。恋の喜びだけでなく、嫉妬や不安、別れの苦しみに揺れ動く登場人物たち。その一方で、江戸の風俗や男女の機微を映した会話には、為永春水らしいユーモアもたっぷりと盛り込まれています。思いがけない出来事が新たな波紋を呼び、恋模様はさらに複雑に。笑いと切なさが交錯する、先の展開が気になる一巻です。


なし