江之島土産 初編 上(滑稽本手控え)

あらすじ

江の島弁財天の御開帳にあわせて、江戸からやってきたねすけと頓太郎の二人。名所を見物したり、名物を味わったりしながら、江之島への旅を楽しみます。途中で侍と一緒になりますが、あまりのケチぶりに、二人は一泡吹かせようとします。それでも海や神社など、江之島ならではの風景を楽しみながら、珍道中を続けていきます。ところが、思いがけないことに棺桶を担がされる羽目に。さらに、土地の人とのやり取りや、旅仲間同士の勘違い、見栄っ張りな言動などが次々と起こり、旅はなかなか思い通りに進みません。名所案内だけではなく、当時の旅人たちの姿や、江戸の庶民が旅先で繰り広げるおかしな会話を楽しめるところが、この作品の面白さです。


なし