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弥次郎兵衛と北八の上州草津温泉道中は、いよいよ旅の大詰めへ。草津にたどり着いた二人は、名湯で疲れを癒やし、湯治を楽しむはずが、旅籠や湯治場でまたまた騒動に巻き込まれます。土地の人々や湯治客とのやり取りでは、二人の調子のよさと欲深さが思わぬ勘違いを生み、何とか得をしようとするほど事態はおかしな方向へ。草津の温泉街の賑わいや湯治客の風俗、上州の土地柄もユーモラスに描かれ、江戸時代の温泉旅行の実情をのぞく楽しさがあります。果たして二人は念願の湯治を無事に終え、何事もなく旅を続けられるのか――。最後まで予測不能な失敗と笑いが続く、弥次北らしい珍道中です。草津の湯をめぐる騒動の数々に、思わず笑ってしまう一冊です。
なし