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丸亀にたどり着いた弥次郎兵衛と北八は、船頭が営む宿「大物屋」に泊まることに。讃岐名物の菅円座が盛んに取引される町で、二人はさっそく土地の人々と交流するが、そこは弥次北、ひと騒動で済むはずがない。宿の女中や主人らとのやり取りから、讃岐ならではの風俗や言葉が次々と飛び出し、二人の調子に乗った振る舞いが思わぬ笑いを生み出していく。やがて念願の金刀比羅宮へ向かう二人。信仰に沸く参詣客でにぎわう道中や門前町の様子も活写され、当時の「こんぴら詣で」の旅情を存分に味わえる。果たして二人は無事に参詣を果たせるのか。旅の楽しさと弥次北の珍騒動が詰まった一冊である。
なし