東海道中膝栗毛 八篇中(滑稽本手控え)

あらすじ

弥次郎兵衛と北八の珍道中は、まだまだ終わらない。旅の途中で出会う人々や、泊まった宿での出来事に首を突っ込んでは、二人の軽口と悪ふざけが思わぬ騒動を引き起こしていく。うまく立ち回っているつもりが、勘違いや欲張りが裏目に出て、結局は自分たちが笑いものになるのもいつものこと。道中で目にする土地の風俗や名物、旅人たちの姿も生き生きと描かれ、当時の旅の楽しさや苦労が伝わってくる。弥次郎兵衛と北八の息の合ったようで合わない掛け合い、そして次々と起こる珍騒動に思わず笑ってしまう、滑稽味たっぷりの一篇である。果たして二人は、無事に旅を続けられるのか――。


なし